北の森の体育祭

2016年5月30日(月)|category : 北の森通信

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北海道行きを決めたとき、みなに「音ちゃんは?」と訊かれた。

 

音ちゃんとは今年中学生になったひとり娘の音和(おとわ)のこと。

問いの意味は、音を連れていくのかってことと、音は納得しているのかっていうふたつ。

 

「着いてきてほしい」と話し「半年くらいならいいよ」とOKをもらった。

私には、両親(音にとっての祖父母)に預け置いていくという選択肢はなかった。

 

音にとって、保育園から小学校まで一緒に過ごした友達との絆は深かったが、

それでも別れという体験も娘にとって決してマイナスには作用しないという自信があった。

(私自身中学校で転校した経験があったから)

それに、11月にはまたその仲間が待つ新潟は魚沼の中学校に帰って行くのだから。

 

 

引越し先の北海道の中学校は、農村地帯の全校生徒80名弱の小さな中学校。

のんびりほんわか仲良しこよしな感じ。

けれど、アイスホッケーは日本一。

本州からホッケー留学してくる生徒がいる。

 

音の同級生でもひとり、長野からお母さんと高校生のお兄ちゃんとホッケーの為に転校してきた子がいる。

 

先週末の土曜日、体育祭が開催された。

全種目全員参加という出ずっぱりの運動会。

種目はムカデ競争、大縄跳び、綱引き、22人23脚などなど。

闘志むき出しというよりは和気あいあい楽しもうっていうスタイルのように感じられた。

 

出ずっぱりだから応援席はいつも空。

だから応援団も応援歌も応援合戦もない。

 

最初のころ「学校楽しい?」という私の問いに「うん」と答え、

「何が一番楽しい?」と訊くと「全部」と言って、それ以上話してくれなかった娘だったが、

青空の元

級友達とひとつになって汗を流す一生懸命な姿とたくさんの笑顔を見ることが出来て、うれしさと安堵を覚えた。

 

 

ご心配下さったみな様、音和も元気にしています。