初夏の庭へ

2017年6月10日(土)|category : リースの輪, 畑と庭と台所

 

 

庭は春から初夏へと歩を進め、ミヤコワスレやアイリス、サルビアプラテンシス等の紫の花穂が退き、芍薬、紫センダイハギ、ヤロウやハニーサックル、アルケミラモリス等のハーブたちも華やかに開花しだした。カレンダー撮影のため、庭のハーブたちでリースを作った。10年目にして漸く満開となたハニーサックルの放つ芳香に酔いしれたのでありました。

 

 

 

 

 

 

昨シーズンは北海道に武者修行に行っていたため、この庭を4月から眺めるのは2年ぶり。2年前にいくつも株分けした銀葉のラムズイヤーも銅葉のペンステモンハスカ―レッドもすくっと立ち上がり、開花は秒読み段階。特徴的な葉色は庭のアクセントの役割をしっかりと果たしてくれている。留守にした間に広がったバーベインの群生。ちらちら揺れるとびきり小さな薄ピンクの花穂は恥ずかしそうにひとつふたつと咲きだした。葉に勢いのあるベルガモットも今年は懐かしい花色を沢山見せてくれそうだ。クラリーセージのむせ返る香りが庭を包み込むのもあと少し。こぼれ種で気ままにあちこちから出てくる背高のっぽのホリホック。愛しきジェットブラックに再会できるだろうか。ソープワートはまだ50センチにも満たないけれど消えてなくてよかった。ボリジも漸く本葉が開いたところ。あぁ、まだまだ書きだしたらきりがない。先日株分けしたロシアンセージが元気に育ちますように。新たに植栽したエキナセアのホットサマーは庭をよりドラマチックに演出してくれるに違いない。挿し木から6年?半ば諦めていたアイスバーグも漸く蕾をいくつも付け可憐な花びらのウェーブを描いてくれた。

 

この自慢の庭(自画自賛をお許しください)を多くのひとに見てもらいたい。ガーデナーとはそう思うものなんですね。自分のカメラの腕前が歯がゆい。もっと全体像をきれいに見せたいのだけれど出来ません。とっても残念です。お近くの方はぜひ見にいらして下さい。いつでもご覧いただけるオープンガーデンです。なかなかご案内は出来ませんが、そこはお許しください。

 

 

「庭はわたしのパラダイスよ―」

 

そう言ったターシャに全く同感!なのである。