暑中お見舞い申し上げます

2017年8月5日(土)|category : 畑と庭と台所

 

 

暑中お見舞い申し上げます。

 

暑いですね、どうしようもなく暑いです。

10年目を迎えたひと葉のメインガーデンのボーダーガーデンは、毎年恒例サンジャクバーベナの紫が小道を縁取りました。ミソハギや桔梗も開花し、夏の庭は、こっそりとでも確実に秋へと歩を進めています。

 

 

 

 

身体の方はと言いますと、まず足は松葉杖を使わずに歩けるようになりました。そうすると逆に、右足の筋力の衰えが如実に感じられます。特に階段の歩行訓練は、一段ずつ足を揃えつつなら問題ないのですが、一段一歩ずつで上がり降りするのは厳しく、右足はガクガクと沈み込むような感覚です。もっともっと歩いたり、スクワット(椅子を使っての)、屈伸運動等のリハビリをがんばらなければなりません。

 

右腕は、相変わらずで、肘から先の運動は問題ないのですが、肩が固まっておりまして、肩と連動した腕の動きがいびつです。バンザイは出来ません、背中をかけません。Tシャツの脱ぎ着も左手のみでやってます。やむを得ず、授動術という局所麻酔で固まった組織を無理やり剥がすという治療法をやることになったのですが、局所麻酔が効かなくて呼吸困難になり大変な目にあいました。結局授動術は出来ず、また来週辺り再チャレンジ予定です。怖っ!

 

出来ることが増えてくると、またその先の出来ないことに目が行くものですね。思うようにかがめない、かがんでもそこから先動けない、雑巾がけが出来ない。横座りが出来ないし右膝が付けないから、床に座っての作業がつらい等々。でも、多くの方が言って下さるように身体は治ると思ってます。まだまだ時間は掛かりそうですが、身体も治りたがっているし、治ろうとしている。

 

それより、心が折れてしまうのは、加害者側の保険会社とのやり取りとりです。保険って、怖いです。ひとを傷つけたら謝るのが常識だと思いますが、それを誤ってはいけないと言う。わたしは自分を轢いた加害者の方とまだ一度も会っていません。治療費はもちろん払っていただいていますが、事故後仕事が出来ない間の生活の保障(休業補償)をしていただくのも当然の義務なのですが、それがままならない。交通事故の被害者が生活苦になるということはよくある話らしいのです。休業補償の支払い条件は、加害者側の保険会社の規定に従うしかなく、私の場合、右鎖骨の骨折は治療をせず経過観察だったので、要件に入れられず、手術をした右膝の骨折のみが要件となり、それも装具をしている間のみの保障という非常に厳しい条件です。装具を外したからってすぐに歩けたわけじゃないし、右腕の問題も重なって、仕事なんてまだまだ出来ないのに。保険会社は、マニュアルに沿って冷酷に事を進めます。一度だって、わたしが事故前にどんな仕事をしていて、そこにどんな思いや夢があって、それが事故でどうつまづいて、何が辛くて何が悲しくて、どこがどんな風に痛くて苦しいかなんて、ひとつも訊いてはくれないんです。そんなこと彼らにとってはどうでもいいことなんです。

 

保険会社は、山本規子といういち個人を見るのではなく、交通事故被害者のひとりという大きな括りでしかひとを見ることが出来ないのです。

 

この世に保険なんかなかったら、加害者は被害者にまずは謝り、自分が出来る限りのお詫びをする。その方がホントの形じゃないかなって思います。被害者が求めているのは、お金より実は、痛みを共有してくれるってことだと、こうなってみて気が付きました。

 

心はお金じゃ換算出来ません。

 

 

でも、保険会社の代わりに、そんな私の泣き言を訊いてくれる友人たちがいます。全部話して、べそべそ泣いて、そうして救われます。

 

そんな友人のひとりと、きょうは我家のバジルを摘んでバジルペースト作りました!

ひとりだと腰のあがらないことも、友達と一緒なら楽しくすんなりと出来ちゃうからいいですよね。

 

 

 

 

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