十勝の御影という小さな町で

2017年10月20日(金)|category : お知らせ, 北の森通信

 

 

日高山脈の麓、北海道は十勝のだだっぴろい平野で過ごしたのは昨年4月から11月までのほんの8ヶ月のことでした。親しくなった友から昨晩届いた便りには、日高山脈は雪を被り、ただ今気温は0度、いよいよ冬の匂いがしてきましたとありました。

 

 

 

 

ほんの8ヶ月の移住生活でしたが、彼女を含め3人の友人が出来ました。便りをくれた彼女はカフェを営む我が娘の同級生のお母さん、ママ友です。北海道で転校生として中学生活をスタートさせた娘にとっても、その母であるわたしにとっても、同級生とそのお母さんたちとのパイプラインとなってくれた心強い味方でした。もう一人はテキスタイルと雑貨のお店のオーナー、母娘共々よくおじゃまして、パパさんと3匹の犬たちと楽しい夕げを幾度も囲ませていただきました。もう一人はお隣さん、彼女も古家を改装したお惣菜屋さんとカフェをこの10月22日にオープンさせます。引越し早々いただいた手編みの靴下カバーや、バッテリーの上がった私の車をご主人に救済してもらったり、もう語り出したら切りのない程、みんなに、新潟からやって来た母娘ふたりの暮らしを、様々な面でサポートしてもらいました。

 

そしてまた今、この友人3人が、自分たちのお店でひと葉のカレンダーを販売してくれています。わたしが8ヶ月間を暮らした十勝は清水町の御影地区、人口500人に満たない世帯数153の小さな小さな町の3軒のお店で、ひと葉のカレンダーが売られているのです。

 

 

 

北海道で出会ったみな様、そして北海道をこれから旅するみな様、十勝の御影という人より牛の方が多く暮らすこの町を訪ねることがありましたら、この3人のお店を訪ねてみて下さい。そこには、外の寒さに反してゆっくりと温かなときが流れていることでしょう。

 

 

 

cafe torianon→

実は大阪出身のちーちゃんは、威勢の良い大阪のおばちゃん、じゃなくて姐さんです。本場のたこ焼きレシピ教えてくれます。わたしのは邪道だとダメ出し食らいました。カフェのお庭の植栽をお手伝いさせていただきました。来シーズンの庭の展開がまた楽しみです。娘の送別会を同級生集めてお店で開催してくれました、肝っ玉母さんでもあります!

 

 

 

Cotton OLIVE→

話し方がぽよぽよかわいいタカちゃんは布好きで、3匹のワンコの優しいお母さんです。帰宅部だったわが娘は、学校帰りにタカちゃん家に寄せてもらうのを楽しみにしておりました。お店を初めて訪ねて、あっという間に仲良くなって、ジンギスカンをご馳走になり、ワインをよく飲みました。帯広の屋台に繰り出す約束を果たすことが出来ませんでした。また今度ね。

 

 

 

 

ふるカフェ カマクラヤ→

引越して間もないころに、夜中にピンポンが何度もなりまして、小さくて静かな町なので余計怖くて、その話をご挨拶に伺ったばかりの隣のヨウコちゃんに話したら、またそういうことがあったら、夜中でも気にせずうちに電話して!主人が起きて駆けつけるから、警察呼ぶより早いからって親身になってくれて、泣けたんだよね~、なんだかたまらなくありがたかった。古道具好きのご主人とも気が合いました。

 

 

3人といつかまた御影で再会する日を楽しみにしています。