3月の満作と4月の儚い桜色。

2018年4月1日(日)|category : リースの輪

 

 

4月になりました。

 

長野は魚沼より季節が1ヶ月早回し、桜満開の善光寺詣でとなりました。20度を上回る汗ばむ陽気、参道をはぁはぁ言いながら進みます。後を付いて来る中学生の娘は、口をへの字に結び憮然とした様子。興味の対象が違うのでしょう。まあ、一緒に来てくれるだけでもありがたいと、気もちを諫めます。友人の子供たちが新天地へ巣立っていく様子を目にし、一緒に過ごすこの日々が掛け替えが無いのだとセンチメンタルモードな4月は、儚い桜色です。

 

善光寺詣は、実はついでで、善光寺近くの松葉屋さんのidobataで開催されているcoil4 展 「 古物 」が第一の目的でした。静かな古物と静かな空間は、瞬く間に日常のせわしさを解いてくれるのでした。

 

coil4 展 「 古物 」
2018 / 3 / 31(土)- 4 / 8(日)
10:00 – 18:00
idobata
長野県長野市大門町45 松葉屋 奥

 

 

 

 

 

3月の最終日、雪山散策に出かけました。

SNS上では、2月から各地で満作が、水仙が、梅が春を告げていましたが、わが魚沼は、2月は勿論3月もまだ雪に埋もれた色のない季節の中でした。わたしにとって春一番に咲く満作は、残雪の山中で咲き終わる幻の花でした。

でも、SNS上の各地の春への羨望の思いに背中を押され、幻の花を探しに雪山へ向かいました。かすかに蕾を膨らませた裸木たちを見分けるほどに熟達した目を持ち合わせてはおらず、無理かなと諦めたとき、頭上の急斜面の先に細く強張った黄色い満作の花びらを見つけました。

 

思い焦がれた初恋の人に出会えたような嬉しさでした。

 

更に、雪にさらされた枯れ藪の中に紫のスミレらしき花を見つけました。不安定な足元を踏みしめながら近づくと、それはたった一輪の咲き始めのカタクリでした。

 

魚沼の春の兆しに出会うことが出来ました。

 

 

 

 

 

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