二人展「木の器、草花の輪」終焉
2019年5月21日(火)|category : お知らせ, イヴェント・作品展, リースの輪
photo:isamu tachibana
二人展「木の器、草花の輪」が終了しました。
先のブログ内で、「またあらためまして、今回の作品展にあたっての思い等ゆっくりと綴らせていただきます。」と書いたのだけれど、終わってみると何も言いたいことはないなぁというのが正直な今の気持ち。
初日までは随分と肩に力が入っておりました。
今回、会場内を撮影NGとさせて頂き、お越しくださった方とそのときその場の空間を共有した。窓からの光、影、鳥の声、草木をゆらす風。窓の外の緑は輝かんばかりに、会場内と呼応していた。目に見えぬけれど草木は瞬間瞬間装いを変えて行く。訪れて下さった方の今と重なりながら。
会場で感じた想いを記録には残せないとわかっていながら、それでもという思いで、友人に撮影を頼んだ画像が1,500枚手元に残った。
最終日、撤収作業中、天井を装飾した木々のワイヤーをほどき床に木々が落ちると、乾ききった葉っぱが散乱した。脚立から降りその葉っぱを踏むと草いきれが立ち上がり、カサカサガサガサと音がする。途端に童心に帰りワクワク楽しくなった。
「また、やりたいな」
もう一度、この会場にもっと大きな森を持ち込みたい。そんな思いが立ち上がって来ての終焉となりました。
お時間を作ってご来場くださったみな様、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
この展示がみな様の心の琴線をポロンと鳴らすことが出来たなら幸いです。
ご一緒させていただいた木工作家の川鍋木八さん、とても真っ直ぐな印象の方でした。
作品に宿る精神性に共通の物を感じました。
ご一緒出来てよかったです。ありがとうございました。
会場をご提供下さった「maison de たびのそら屋」さん。
笑顔と隅々まで行き届いた細やかなご配慮を頂き、気持ちよく10日間の会期を終えることが出来ました。
本当にありがとうございました。
会期中に音楽ライブを開催してくれたかめもなかさん、こんなに素敵な贈り物は未だかつて頂いたことがない、それほど、お二人のライブはわたしにとって嬉しい贈り物でした。ありがとうございました。
そして、幾度も会場に足を運び真摯に作品たちに向き合い、撮影を請け負ってくれた友にも心からの感謝を贈りたいと思います。ありがとうございました。
また、お会いできますように。
ひと葉・山本規子
かめもなかさんが歌ってくれた「緑のアーチ」