千年の森復旧作業

2016年9月7日(水)|category : 北の森通信

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北海道十勝地方に甚大な被害をもたらした台風10号により、研修中の十勝千年の森も休園を余儀なくされる程の大きな被害を受けました。川の増水及び氾濫により、園内を濁流が走り、随所に土砂が流れ込みました。ローズガーデン、キッチンガーデン、フォレストガーデンの様相は変わり、ヤギ舎やカフェも濁流にのまれました。駐車場や周辺道路も陥没し通行止めとなっています。

 

千年の森は9月16日までの休園を決め、全スタッフで復旧作業に励んでいます。

 

わたしは主に、芝生部分や植え込み部分からレイキやスコップで石や土砂をかき出す作業に当たっています。もろ土方作業です。重いし、やり辛いし、汗は目に染みるし、やってもやっても石が出てくるしと色々大変です。こんなに大変な土木作業を生業とされている方々を心より尊敬します。それでも、こんな経験滅多に出来ることではないし、ここまでめちゃめちゃになったガーデンが復活する一部始終を体験出来るって、とっても貴重だと思うと、それはそれで楽しみです。

 

様々な業者に応援を依頼していますが、どこも出払っていて来てもらえません。なのでほぼ人力で復旧に当たっています。共に働くスタッフの中には被災した人も多く、未だ断水で洗濯もお風呂もままならないそうです。そんな彼らも汗を流しながらがんばっています。今日は北海道ガーデンの仲間「風のガーデン」のスタッフ7名がボランティアで駆けつけてくださいました。富良野から往復4時間の道のりを明日もやって来てくれます。仲間っていいですね。

 

 

帰宅後、顔を洗うと手の平にじゃりじゃりとした感触が。それでも断水しているお宅も多いことを思えば、水を使えることがありがたく感じられます。そして更に脱いだ服の中も泥やじゃりが入り肌まで黒くなっていました。

 

 

そしてそして台風13号がまたやって来るとか・・・あぁ無情。