朽ちてゆく美しさ

2016年12月8日(木)|category : リースの輪

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わたしは生花でリースを作るのが好きです。その瑞々しい生命力を香りと共に輪の中に収めながら。

 

生花で作るリースの醍醐味は、フレッシュだった花材が次第に乾き朽ちていくその過程の美しさにあります。もうそこにひとの力は及びません。陽の光や、風、湿度、リースが在るその環境と時の経過が作り出す世界。それは古道具の世界と似ているとわたしは思います。

 

柏崎の古道具店coil4さんに、1年前の作品展で展示したこのリース。

1年の時を経て、あまりに美しく変貌したので、再度展示していただいたら、あっという間に行くべき場所が見つかったようです。

行く場所を得たということはリースにとっても幸せなことです。いまごろどうしているのかな?温かなお部屋でまどろんでいるのかしら。

 

 

 

こちらは1年前の表情です。

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