新居に引っ越しました!

2016年4月17日(日)|category : 北の森通信

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一週間のごぶさたでした。その間に、「移住体験住宅」という仮住まいからご縁あってこちらの新居に引っ越しました。立派すぎますよね、わらしべ長者?のような運の転がりようです。

 

「移住体験住宅」とは、北の大地に夢を抱いている人々が一ヶ月の期間限定ながら格安の賃料で現地の暮らしを体験できる各地方自治体が提供している賃貸住宅です。ありがたいことに家電や家財道具食器まで、布団以外の生活必需品がほとんど揃っています。北海道の多くの地方自治体でこのようなシステムがあるので移住志望の方々にはおススメです。

 

わたし達母娘は4月の間、この「移住体験住宅」にお世話になって、次の住まいを探す予定でした。もし、一ヶ月以内に見つからなかったら宿なしです(笑)。

 

一週間前、近所のカフェで隣り合わせた方とのご縁から運が転がり出して、1DKのアパートを仮契約し、でもちょっと違うんだよな~と悶々としていたら、また運が転がって、この住まいにたどり着きました。ここは郊外で牧場を営んでいらっしゃる方が所有する築20年くらいの町中の一軒家。老後のご夫婦のお住まいもしくは息子さんや娘さんが家族を持たれたときの為にとご購入されたそうです。こちらも家電や家財道具がみな揃っています。(わたしたちが引越しの際持って来た電化製品はオーブントースターだけなんです)ありがたいことに、その牧場主さんのご厚意で1DKのアパートよりも好条件でお貸しいただくことになりました。その家主さんとわたしは元々の知り合いでも何でもありません、なのにどこの馬の骨かもわからない人間に、保証人とか契約書とか何も言わずに、リフォーム仕立てのそのお宅を貸して下さるなんて、ありがたくって涙が出ます。

 

母娘ふたり、心してお宅を拝借いたします。毎日、感謝の思いを込めてガスコンロ磨きます。お風呂もトイレも流しの排水口もいつもピカピカにします。玄関用のデッキブラシも買いました。きのうの土曜日もふたりでお掃除、音和には雑巾掛けをしてもらいました。

 

故郷の桜の便りが届く一方で、ここ北の大地の春の嵐は留まらず暴風吹き荒れ桜の蕾もいまだ固く色づきません。けれど、出会うひとびとの心はみな温かく、じんわりと身に染みる毎日を過ごしております。